
港区にある蕎麦屋「一心」へ。創業は昭和61年(1986)とのこと。どこも最寄り駅っていうには遠い場所なので、市バスに乗って近くのバス停で降り、歩いて店へ。開店10分前に住宅街の中にある店に到着したが、すでに10人以上の行列…。噂には聞いていたが人気あるんだなァ。まだ暑い暑い9月の半ば、強い日差しを受けながら開店を待つ。ただ開いてもすぐには入れてもらえず少し待つことに。しばらくして呼ばれて店内奥の壁向きのカウンター席へ案内された。
折角バスで来たので蕎麦前をと思ったが、板(板わさ)も海苔(焼海苔)もなく、すぐにいただけるような品が見当たらないので潔く諦め、「田舎二八ざる」をお願いした。”玄挽き・北海道産キタワセ”だそう。まず盆が用意され、さほど待つことなく「田舎二八ざる」が運ばれた。
笊に盛られた蕎麦は、いかにも田舎そばという濃い色付きではあるが、手繰った蕎麦の麺肌は荒くなく喉越しの良いもの。麺線は長めで張りもあって旨い。つゆは辛汁だが、ケチらずたっぷりと用意されているのが嬉しい(最近は猪口の1/3程しか入っていない店も…)。蕎麦湯は最初から陶の器に入ったものが用意されている。とろみの強い蕎麦湯。ここまでとろみがある蕎麦湯は初めてかも。つゆに足してしっかりといただいて勘定してもらった。(勘定は¥1,000)


愛知県名古屋市港区須成町3-9-1
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