
大阪短期滞在。泊まったホテルの朝食はうっちゃって、歩いて行ける距離の大阪木津卸売市場へ。まだ早朝だったが、到着すると市場の前には長蛇の列。何でも外国人旅行者(大陸の人がほとんど)が海鮮丼の店に並んでいるらしい…。雨模様だというのに酔狂な。海産物輸入禁止とか言ってたけどこっちに来て食べてるじゃないか(苦笑)。自分の目当ては市場内にある明治創業の鮨屋。でもいっこうに開く気配がない。休市日でもないのにおかしいなと電話をかけてみるも繋がらず。30分程も待ったが諦めて、市場の向かいにある「みつわや酒店」の暖簾をくぐることに。
こちら、今も小売をやっているのかは知らないが、店内はL字カウンターと壁に向かったカウンターのみの酒場になっている。年配(多分)の主人が1人。先客は夜通し遊んで行き着いたと思しき若いカップル(←声がデカい)。「菊正宗」をひやでお願いした。ホワイトボードに書かれていた”造り”の「くじら」と冷蔵ケースにあった「てっさ」をお願いする。
小皿に盛られた「くじら」は生姜醤油で。切り付けは小さいがねっとり旨い。「てっさ」は刻みネギとポン酢和え。こちらはあっさり。しみじみと旨い。焼物も揚げ物もあるのでここでだらだらと呑んでいたくなるが、ホテルに帰って寝てしまいそうだし、一日が台無しになるので切り上げる。早朝の酒は沁みるなァ。外に出ると雨が強く降り始めたが、何とまだみんな傘を差して並んでいるよ…。(勘定は¥1,120)

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↓ 開設は文化7年(1810)という歴史のある「木津卸売市場」◇は、”大阪の台所”と呼ばれる民営の市場。2010年に新しい建物になって、スーパー銭湯も併設している。働く方々以外はどこを歩いても大陸人ばかりな感じ。次は風呂を浴びてから一杯やろうかな。


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みつわや酒店
大阪府大阪市浪速区敷津東2-4-3
( 大阪 おおさか 大国町 木津市場 きづいちば みつわやさけてん 居酒屋 酒場 角打ち 朝飲み 朝酒 朝食 )