名古屋(中村区・西区 老舗)
ある晩に少し呑んで帰ろうかと名古屋駅まで歩く途中で立ち寄ったのは納屋橋の「宮鍵」。インバウンドの影響か、歩いているのは外国人ばかり。この店先でも欧米人グループが何の店かを確かめて思案している。横をすり抜けて戸を引き、中へ。1人と告げると入っ…
名古屋城の西、浅間町にある「いち寅」へ。HPを見るまで知らなかったが、初代が創業したのは昭和6年(1931)というから長い歴史があるようだ。一見して一般住宅のような佇まい。その一部が店舗になっていて夜は居酒屋的な店のようだが、ランチで出される「オ…
新道の「一八」で昼食を摂った後に訪れたのは菊井にある和菓子屋「菊乃園」。詳しい創業年は分からなかったが江戸末期の創業だとか(未確認)。趣ある現在の建物は昭和35年に新装したものだとか。店に入るとご高齢の女将さんが出ていらっしゃった。ガラス・…
東海地方に数多く存在した麺類食堂「一八」の屋号。少なくはなっているがまだ各地に残っている。この系譜の大元が橘の「一八本店」(創業明治23年)だろうことは間違いないと思うが、他の店はどうかというと分からない部分も多いし、暖簾を見ても”山(実際は…
久しぶりに円頓寺本町商店街の麺類食堂「二ツ玉」へ。この日は亀島のある食堂に振られ、こちらまで歩いて辿り着いた。そのせいで昼には少し遅い時間に店に着いたが、”厚生省認可”と書かれた暖簾をくぐると店内はテーブル席も小上がり席も満席の盛況ぶり。ち…
中村公園の豊國神社に続く参道を散策。いつもは休日でも営業している喫茶店に寄ろうと思ったら珍しく臨時休業…。そこで公園に入って休憩所の「いせや」へ。創業は大正時代だそう。公園は大正時代に県から市へ移管されたというから、その頃から茶店として公園…
名古屋駅の西、中村郡道沿いにある麺類食堂「朝日屋」へ。創業は昭和9年(1934)だそう。メディアでもよく取り上げられる有名店だが中に入るのは初めて。以前に何度も訪れたことがあるが、コロナ禍だったり臨時休業だったりで、なかなかタイミングが合わなか…
中村公園近くの和菓子屋「小ざくらや一清(こざくらやかずきよ)」へ。創業は明治45年(1912)と110年以上の歴史があるそうだ。店は豊國参道から少し西へ行った所にある。こちら和菓子屋には珍しく日曜定休なのでなかなか伺うことが出来なかった。店に入ると…
ある夜に中村区の太閤にある寿司屋「仙石すし」へ。創業は昭和26年(1951)だとか。こちら駅から少し離れているにも関わらずランチが人気のようで、以前に店の前を通った時にも待ち客が並んでいたのを見たことがある。ただこの夜は落ち着いたもの。店内には…
久しぶりに大門にある「みやこ本店」(”こ”は変体仮名)へ。昼には少し遅めの時間だったが店内はほぼ満席の盛況ぶり。相変わらず惚れ惚れとする達筆で書かれた品書きを眺める。この日はバスで移動していたのでちょっと口を湿らせようと画策。ビールよりも日…
老母を「名古屋栄三越」に連れて行ったものの、30分も経たないうちに「もう見るものない。」と言われ、仕方なく昼食の店を探す。タクシーを拾って向かったのは柳橋の交差点南にある「ステーキハウス・スエ」。創業は昭和27年(1952)とのこと。以前から入っ…
いつも参考にさせていただいているブログ「俺の居場所は何処だ!?」のhal9000seさんが通い詰めている柳橋中央市場の綜合市場ビルにある食堂「魚源」。創業は大正時代とのこと。自分はこの店が営業している平日の早朝から昼前の早い時間に訪れる時間を作るの…
名古屋の太閤通沿いにある「おやつ饅頭」へ。こちら日曜祝日休みなのでなかなか伺う機会が無かった。ある日の午後に時間が空いたので歩いて店に向かう。創業は昭和19年(1944)という話も(未確認)。店頭でも販売している「おやつ饅頭」(いわゆる大判焼)…
現在では”名古屋めし”なんて言われて話題に挙がったりすることも多い名古屋圏独自の食べ物。全国的に認知されたものもあって度々テレビ、雑誌などでも紹介されている。その中で、昔は名物と認知されていたはずけれどだんだん廃れ、今では話題にも挙がらなく…
久しぶりに名古屋駅の西、駅西銀座近辺を歩く。最近は都会、田舎を問わず、どこへ行ってもインド・ネパール系の店か、ベトナム系の店が目立つ。こちらも然り。バイタリティーには溢れているがこれだけ乱立してやっていけるのだろうか。何とも不思議。そんな…
何度か訪れてもタイミングが悪いのか休んでいるのか、その度に店が閉まっていた円頓寺本町商店街の甘味処「太陽堂」。創業は明治41年(1908)というから110有余年の歴史がある。久しぶりに前を通ったら暖簾が掛かっていた。良かった、もう廃業してしまったか…
日曜定休になってからあまり立ち寄ることが出来なくなった円頓寺商店街の「はね海老」。久しぶりに寄ってみた。店頭で”日替りをチェック。でも今日は久しぶりにエビフライだけを食べようとドアを開ける。先客は数名。テーブル席に腰掛けると初めて見る愛想の…
納屋橋の西詰め、柳橋のバス停前にある「イチビキ」。創業は昭和14年(1939)。ずっと以前から人気店で開店前には行列が出来る店だったが、それでもちょっと待っていれば入れるぐらいだった。その後インバウンドの影響もあってか行列が異常に長くなり、とう…
柳橋中央市場にもほど近い場所にある居酒屋「角重」へ。創業は昭和23年(1948)と古い。現在は3代目と4代目でやっていらっしゃるようだ。ずっと以前にも入ろうとしたことがあるが、満席で断られたことがある。日曜休みの店なのでなかなか機会を作ることが出…
ある日の夕方、伏見の「大甚本店」に寄ってみるも、始まったばかりとあってほぼ満席。2階に回されそうだったので歩いて柳橋へ。別の予定まで少し時間があったので、柳橋の交差点にある「焼鳥家」に入ってみた。看板には”創業昭和28年”(1953)とあるから長い…
前から気になっていた稲葉地にある和菓子屋「両嶋屋是秋」へ。素っ気ない店構えで、暖簾も出ていないので覗いてみないと和菓子屋かどうかも分かり辛い。ただ看板には”両口屋分店”とあるので名古屋の人なら誰でも和菓子屋だとすぐ分かる。もちろん名古屋屈指…
名古屋駅の西、大門。大型スーパーの前にソープランドが建ち並ぶ異空間を通って(笑)、麺類食堂の「みや古本店」(古は変体仮名)へ。暖簾をくぐって中に入ると年季の入った分厚い木製テーブルが6つと小上がり席が2つほど。卓上にあった相撲の番付のように改…
名古屋駅の西、大門にある饅頭屋「とう吉饅頭」へ。創業は80年以上で現在3代目だという。店は太閤通から少し南に入った所にある。かつての色街(中村遊郭)近辺にあるのでその筋の客の御用も多かっただろうナ。店内にはガラスショーケースにずらりと饅頭が…
かつて遊里(中村遊郭)として栄えた名古屋駅の西、大門(おおもん)。この日はまだ朝食を食べていなかったので、朝のコーヒーをいただきに大門の入口にある「喫茶ツヅキ」へ。昭和21年(1946)創業で、主人が脚立に乗って高所から注ぎ落す「カフェ・オーレ…
西区の浄心にある和菓子屋「餅秀」。この界隈は何度も散策しているので店はもちろん知っていたが、90年以上の歴史があるとはあるテレビ番組で初めて知り、師走のある日に寄ってみた。通常餅屋、和菓子屋は朝早くから店を開けていることが多いが、こちらは昼…
浄心の住宅街の中にある煎餅屋「元祖・平野屋」へ。目立たない場所にあるので店を探してウロウロしてしまった。こちらの創業は文久2年(1862)で、元々は江戸で創業したとのこと。屋号の”平野”は創業地の足立区の地名なのだとか。昭和5年(1930)、3代目の時…
久しぶりに名駅の西、大門を南に下った「長命うどん」の本店へ。創業は大正2(1913)年。前はただの空き地然としていた駐車場もしっかりと舗装整備され、店の壁も塗り直したようだ。昼食には外れた時間だったが、店の前に向かうまでに出てくるわ出てくるわ、…
名駅近くの柳橋市場から納屋橋方面に向かった路地にある麺類食堂「柳橋一八」へ。ちょうど「江南本店」の裏手にあたる。創業は昭和13年(1938)頃とのこと。”一八”の屋号で表の夏暖簾にも”のれん店”とあるので、橘の本店からの暖簾分けで間違いないだろう。…
創業は明治35年(1902)という長い歴史を持つ麺類食堂「角竹」へ。柳橋中央市場の界隈はビジネス街でもあるので、周辺の居酒屋もサラリーマン目当てだろうランチ営業をしていたり、弁当の路上販売があったりして昼は激戦区の様相。長い暖簾をくぐって店に入…
円頓寺商店街の「はね海老」へ。創業は昭和28年(1953)で、現主人の伯父が始めた店を昭和45年(1970)に引き継いだのだそうだ。もっと頻繁に通いたい店なんだけれど、知らぬ間に日曜定休になってしまってなかなか寄れなくなったので随分と久しぶり。中の様…